[第1回] 前代未聞! 【24時間 ニコアン宣言】
【ニコチン・アンインストール・ワールド オフィシャルホームページ】

2011年、このブログのテーマは、
「24時間でタバコをやめる!」
である。
これを読んで、
「そんなのはムリだ!」
「非現実的だ!」
と思った方は、この先を読まなくて結構。時間のムダである。
確かにムリもない。「24時間でタバコをやめる」なんて、今までの常識ではあり得ない話だからだ。
だが、この話に興味がある人、どうしてもタバコをやめたい、あるいはやめさせたい、と思っていて、いまだにそれが果たせていない人がいたら、試しに先を読んでいただきたい。お金はいっさい発生しないのだから。
これまでの経緯
私自身、約1年前に、タバコをスッパリとやめた。
一日40本を灰にする「ニコチン・ヘビーユーザー」だったが、それをわずか一日、キッチリ24時間でやめた。以来、一年以上が経つが、タバコを吸いたい、と思ったことは一度もない。もちろん、今後も絶対にない、と断言できる。
なぜなら、タバコはもう、やめたからである。
この、自らの体験と考えを、半年ほどブログに連載したところ、各方面から好評を博したので、昨年の10月に「ニコチン・アンインストール・バイブル」という書籍を個人出版してみた。
そうしたら、わずか2ヶ月ほどの間に、新聞、テレビ、ラジオなどから取材が殺到した。
これらの取材を受けていて思ったことがある。
いくらマスコミ・報道機関とはいえ、そして新聞記者とはいえ、こと「タバコ」に関しては一般人とほぼ同等の知識・認識しか持っていない、ということだ。
取材を受けていて、一番多かった質問は、次の三つである。
(1)タバコをやめるのは、つらくなかったですか。
(2)よく、一日でやめられましたね。
(3)薬も飲まなかったのですか。
こういう質問が、非常に多かったのだ。
ということは、この裏を返せば、世間一般の「タバコに関する認識・常識」は、次のようになる。
タバコの「常識」
(1)タバコをやめるのは、つらい。
(2)一日では、やめられない。
(3)薬を飲まないと、やめられない。
これら「タバコの常識」に基づく取材・質問に対し、私は以下のように回答した。
(1)タバコをやめるのは、つらい?
確かに、多少はつらい。「まったくつらくない」「ゼロである」といえば、正直いって嘘になる。
しかし、そのつらさは、世間でいうほど大したものではない。
たとえば、長年つきあっていた彼女と、あるいは彼氏と別れる。そっちのほうが、よっぽどつらい。
タバコをやめるのは、たとえていえば、こういうものだ。
中学生の頃から今までずっと、一度も欠かすことなく、「週刊少年ジャンプ」を買い続けてきたとする。
「タバコをやめる」というのは、「もう来週から、ジャンプは買わない」と決めることだ。と同時に、今までずっとため込んできたジャンプのバックナンバーを、一気に捨てる。
……と、タバコをやめるのは、そういう感じの「つらさ」である。
さあ、この「つらさ」を、どう考えるか。
「そんなことはできない、ムリだ」という人には、タバコをやめることもできないだろう。これからも一生、年金生活になっても、延々とジャンプを買い続けていくように、一生タバコを吸い続ければよい。
しかし、「まあ、俺もいい年だし、ジャンプも卒業かな。金もかからなくなるし、部屋も片づくから、やめちゃうか」と思える人なら、タバコも簡単にやめられるのだ。
「別れる」「捨てる」「やめる」。
そう「決める」までは迷うし、悩むし、確かにつらい。しかし、そのつらさは一瞬だ。
別れた後は自由になるし、捨てた後はせいせいする。やめた後は、
「何で、もっと早くやめなかったのだろう?」
と思うのだ。
このように、タバコは「やめよう」と決意するまでが、確かにつらい。しかし、いざやめてしまえば、ぜんぜんつらくない。
そして、むしろこれからの時代は、「タバコをやめずに生きる」ことのほうが、はるかにつらい社会になるだろう。
(2)タバコは、一日では、やめられない?
と、こう思っている人も多いだろう。
では逆に、私から聞きたい。
一日でムリなら、じゃあ何日あれば、やめられるんですか?
3日? 5日? 一週間?
その答えは、人によって様々だろう。中には、「半年」「1年」「3年」なんて言う人もいるし、「3年で挫折してしまった」という人もザラにいる。
つまり、「何日あればやめられる」という答えは、出ないのだ。
なぜなら、「一日でやめられないものは、何日かかってもやめられないから」である。
たとえば「浮気」で考えてみればいい。奥さんに、夫の浮気がばれた。「もう浮気はしない。やめる、彼女とは別れる」と宣言する。
そこで、「じゃあ、浮気相手に、いつ別れを告げる?」と聞かれて、
「……今月中には。」
なんて答えている限り、その浮気は決して、やめられないだろう。
「今すぐ別れろ!」
と、奥さん逆上である。
タバコも同じである。
本当にタバコをやめるつもりがあるのなら、「本日、ただいま、この一本が生涯で最後」と、いっぺんにスッパリとやめるしかない。そうすれば、私と同じように、もう二度と一生、タバコと関係ない人生を送れる。
繰り返すが、一日でやめられないとしたら、それは「一生やめられない」ということだ。
(3)薬を飲まないと、タバコはやめられない?
私が「自力でタバコをやめた」というと、「薬も飲まずに、よくやめられましたね」と、驚かれることが非常に多かった。
確かに昨年から、「タバコは病気」「病院に行こう」「薬を飲んで治そう」という流れができた。
これは確かにその通りで、ヘタに「意志、気合い、根性」でムダに苦しむよりは、よっぽどいい方法である。タバコを吸うのは「ニコチン中毒」という病気のせいであり、専門の医者や薬に頼るほうが、確かにうまくいく(場合が多い)だろう。
しかし、その認識が行き過ぎてしまって、
「薬さえ飲めば、必ずやめられる」
「しかも、楽に」
「というか、それ以外の方法では滅多にやめられない」
と思い込んでしまった人が、たくさんいるようだ。新聞記者ですら、それが当たり前だと思い込んでいる。
昨年以来の「薬でやめようキャンペーン」が、よほどうまくいった証拠であろう。
そして、いうまでもなく、その「キャンペーン」を主導したのは、薬を開発・販売している「大手製薬会社」であり、そのキャンペーンがこれほど短期間に、国民に浸透するまでには、主要なテレビ、新聞、雑誌などには、目もくらむほど巨額の広告宣伝費が投入されたことだろう。
そしてこれまたいうまでもなく、テレビや新聞や雑誌は、企業の「広告宣伝費」で成り立っている。
だとしたら、広告宣伝費を受け取ったメディアは、その企業の製品、ここでいえば「タバコをやめる薬」のことを、よく書き、褒めあげ、ヨイショするのが「仁義」ではないだろうか?
新聞やテレビで「タバコをやめる」という内容の報道があったら、注意して見てほしい。必ず最後の落ちは、「お医者さんに行って、薬をもらいましょう」となるはずだ。
そして、もしも、仮に、の話だが。
その「製薬会社が作った薬」の安全性に、不安があったとしても。たとえば、副作用が甚大だったとしても。
広告宣伝費をもらってヨイショしてしまったメディアが、その企業を批判することは不可能だし、あり得ないだろう。批判どころか「検証」すらできないはずだ。
これは別に、証拠があっていっていることではない。あくまで私の邪推である。
だが、私がもし製薬会社の重役だったら、報道機関にたっぷりと宣伝費を投下して、自社に都合のいい記事だけを書いてもらうだろう。
そして私がもし、メディアの重役であったら、やっぱり広告宣伝費をもらった会社のことは大いにヨイショし、「不都合な真実」があったとしても、シカトするに決まっている。
そういう流れで「だから、タバコは薬でやめよう」「薬じゃなけりゃ、やめられない」という報道が、短期間に大量に流されれば、国民がそれを信じてしまうのはムリのないことであろう。
しかし私自身、薬どころか、怪しいグッズやらガムやら飴やら、いっさい何一つ使わずに、タバコをやめた。
そして私のブログを読んだ人も同様で、むしろ「薬じゃやめられなかった」というほうが多い。
「薬でタバコをやめる」のは、確かに間違った方法ではない。
だが、「薬じゃなくちゃ、やめられない」という「常識」は、明らかに間違っているのである。
「禁煙」はやめよう
さて、ここまでを注意深く読んでいただいた方なら、お気づきかもしれない。私がこれまで、一度も「禁煙」という言葉を、使わなかったことに。
そう、実は私は、生まれてこのかた「禁煙」なんて、一度もしたことがない。ましてや、他人に「禁煙」をさせよう、勧めようなんて思ったこともないのである。
それどころか私は、「禁煙」という言葉が大っ嫌い。徹底して無視し、否定し、反発しているくらいである。
なぜか?
それは私が、禁煙を扱う「産業」「業界」「利権構造」とは、一線を画したいからだ。
実は、先に挙げた(1)(2)(3)の常識とは、「禁煙界の常識」のことだ。
「禁煙」はつらい。
一日や二日では「禁煙」できない。
薬がないと「禁煙」できない……。
このような「常識」を国民に刷り込むことで、得をするのは誰か?
そう、製薬会社や禁煙関連グッズを売っている「禁煙業者」「禁煙産業」である。
たとえば「電子タバコ」。「ニコチンが入っていない」と売っておいて、実は入っていました、なんて報道があったが、あんなバカな玩具、買う方が悪い。
「子供だまし」ならぬ「喫煙者だまし」の代表だが、こういう詐欺・ペテン・インチキ業者が大手を振ってまかり通っているのが「禁煙業界」なのだ。
「喫煙者(ニコチン・ユーザー)」でいた間は、日本たばこ株式会社(JT)と、そこに天下った財務省官僚に支配され、多額の「寄付金(税金)」をむしり取られる。
ところが、いざ「タバコをやめよう」と思い立ち、「禁煙志願者」になったとたん、今度は厚生労働省、製薬会社、電子タバコ会社、ガムや飴のメーカーなど。
こうした「禁煙屋」にとっては、禁煙志願者というのは格好のメシのタネである。当然、「固定客」にしたいし、長期間の(できれば死ぬまで)「リピーター」でいてほしい。
だから、「禁煙業者」にとっては、禁煙志願者が本当にタバコをやめてしまっては、大いに困るのである。
だから、「禁煙はつらいですよ」「禁煙は難しいですよ」とか親切ごかしにいいながら、よけいなサービスや商品を売りつけようとしているのだ。
ちなみに私は、タバコをやめるに当たって、一銭のゼニもつかっていない。
一方、皆さんはどうだろうか? 電子タバコに類する「模造品」や、ガム、飴、ニコチン医薬品などに、いままでいくら注ぎ込んできただろう?
タバコを吸うのは確かに、お金をドブに捨てるというか、灰皿の上で火をつけるようなムダな行為である。
が、「禁煙関連商品」に金を注ぎ込み、苦しい思いをして、結局タバコをやめられないというのも、それ以上にムダな行為。まるで、金を払って、拷問をしてもらっているようなものではないか。
それでも、お金がうなっているという人は、そのままでかまわない。人が何に金を遣おうと、その人の自由である。
だが、何度も繰り返すが、私はいっさいカネもつかわず、24時間以内でタバコをやめた。その方法「ニコチン・アンインストール(ニコアン)」を参考に、同じようにタダでタバコをやめた人も大勢いる。そして、一部の病院や医療機関でもニコアンは採用されており、例の禁煙薬が品切れしていた間にも、多くの患者にタバコをやめさせてきた。
それが「普通」と思っている私にとっては、インチキな電子タバコ業者などにだまされる「禁煙亡者」を、放っておくのはあまりに忍びない。
24時間ニコアン宣言
そこで2011年は、このブログのタイトルに「24時間でタバコをやめる!」を掲げ、実際にそれを実現させていきたい。
前回の著書「ニコアン・バイブル」を出した時点では、実はちょっぴり遠慮して、「ニコアンでタバコをやめるには、一週間ほど必要」と書いた。
だが本当は、私がそうであり、多くの人がそうであったように、「24時間」あれば十分なのである。24時間あれば、頭、体、そして心から、ニコチンはほぼ完全にアンインストールされる。あとは、3日も一週間も一ヶ月も同じだ。
繰り返す。
ニコアンなら、タバコは24時間あれば、やめられる。
もしも24時間経っても「タバコがやめられない」としたら、それはニコアンではなく、ただの禁煙である。
禁煙産業に、一生貢献するしかないのだ。
一人でも多くの人を「禁煙地獄」から救い出せるよう、今年は努力していきたい。
それでは以後、「では、どうすれば24時間でタバコをやめることができるか」を解説していく。
なるべく単刀直入に、歯に衣を着せず、ズケズケ話をしていくつもりであるが、少しずつ更新していくので、完結までには数ヶ月を要するかもしれない。
もしも更新が待ちきれない場合は、今までに書き溜めた過去の記事や、「ニコアン・バイブル」を読んでいただきたい。これから書く内容と違う点は、その時点ではまだ「24時間でやめられる」とキッパリ言い切っていないだけだ。それでも、メソッドの本質は同じなので、24時間でやめることは十分に可能である。
「タバコは、24時間でやめられる」なんて言い切ったのは、おそらく前代未聞、私が史上初であろう。しかし私はそれが、ハッタリとかインチキだなんて思っていない。なぜなら、本当にタバコは24時間でやめられる。そういうふうに、作られているのだから。
楽しみにしていただきたい。
このブログを読み終えてから24時間後、すでにあなたはタバコがやめられているのである。
([第2回]へ続く)

2011年、このブログのテーマは、
「24時間でタバコをやめる!」
である。
これを読んで、
「そんなのはムリだ!」
「非現実的だ!」
と思った方は、この先を読まなくて結構。時間のムダである。
確かにムリもない。「24時間でタバコをやめる」なんて、今までの常識ではあり得ない話だからだ。
だが、この話に興味がある人、どうしてもタバコをやめたい、あるいはやめさせたい、と思っていて、いまだにそれが果たせていない人がいたら、試しに先を読んでいただきたい。お金はいっさい発生しないのだから。
これまでの経緯
私自身、約1年前に、タバコをスッパリとやめた。
一日40本を灰にする「ニコチン・ヘビーユーザー」だったが、それをわずか一日、キッチリ24時間でやめた。以来、一年以上が経つが、タバコを吸いたい、と思ったことは一度もない。もちろん、今後も絶対にない、と断言できる。
なぜなら、タバコはもう、やめたからである。
この、自らの体験と考えを、半年ほどブログに連載したところ、各方面から好評を博したので、昨年の10月に「ニコチン・アンインストール・バイブル」という書籍を個人出版してみた。
そうしたら、わずか2ヶ月ほどの間に、新聞、テレビ、ラジオなどから取材が殺到した。
これらの取材を受けていて思ったことがある。
いくらマスコミ・報道機関とはいえ、そして新聞記者とはいえ、こと「タバコ」に関しては一般人とほぼ同等の知識・認識しか持っていない、ということだ。
取材を受けていて、一番多かった質問は、次の三つである。
(1)タバコをやめるのは、つらくなかったですか。
(2)よく、一日でやめられましたね。
(3)薬も飲まなかったのですか。
こういう質問が、非常に多かったのだ。
ということは、この裏を返せば、世間一般の「タバコに関する認識・常識」は、次のようになる。
タバコの「常識」
(1)タバコをやめるのは、つらい。
(2)一日では、やめられない。
(3)薬を飲まないと、やめられない。
これら「タバコの常識」に基づく取材・質問に対し、私は以下のように回答した。
(1)タバコをやめるのは、つらい?
確かに、多少はつらい。「まったくつらくない」「ゼロである」といえば、正直いって嘘になる。
しかし、そのつらさは、世間でいうほど大したものではない。
たとえば、長年つきあっていた彼女と、あるいは彼氏と別れる。そっちのほうが、よっぽどつらい。
タバコをやめるのは、たとえていえば、こういうものだ。
中学生の頃から今までずっと、一度も欠かすことなく、「週刊少年ジャンプ」を買い続けてきたとする。
「タバコをやめる」というのは、「もう来週から、ジャンプは買わない」と決めることだ。と同時に、今までずっとため込んできたジャンプのバックナンバーを、一気に捨てる。
……と、タバコをやめるのは、そういう感じの「つらさ」である。
さあ、この「つらさ」を、どう考えるか。
「そんなことはできない、ムリだ」という人には、タバコをやめることもできないだろう。これからも一生、年金生活になっても、延々とジャンプを買い続けていくように、一生タバコを吸い続ければよい。
しかし、「まあ、俺もいい年だし、ジャンプも卒業かな。金もかからなくなるし、部屋も片づくから、やめちゃうか」と思える人なら、タバコも簡単にやめられるのだ。
「別れる」「捨てる」「やめる」。
そう「決める」までは迷うし、悩むし、確かにつらい。しかし、そのつらさは一瞬だ。
別れた後は自由になるし、捨てた後はせいせいする。やめた後は、
「何で、もっと早くやめなかったのだろう?」
と思うのだ。
このように、タバコは「やめよう」と決意するまでが、確かにつらい。しかし、いざやめてしまえば、ぜんぜんつらくない。
そして、むしろこれからの時代は、「タバコをやめずに生きる」ことのほうが、はるかにつらい社会になるだろう。
(2)タバコは、一日では、やめられない?
と、こう思っている人も多いだろう。
では逆に、私から聞きたい。
一日でムリなら、じゃあ何日あれば、やめられるんですか?
3日? 5日? 一週間?
その答えは、人によって様々だろう。中には、「半年」「1年」「3年」なんて言う人もいるし、「3年で挫折してしまった」という人もザラにいる。
つまり、「何日あればやめられる」という答えは、出ないのだ。
なぜなら、「一日でやめられないものは、何日かかってもやめられないから」である。
たとえば「浮気」で考えてみればいい。奥さんに、夫の浮気がばれた。「もう浮気はしない。やめる、彼女とは別れる」と宣言する。
そこで、「じゃあ、浮気相手に、いつ別れを告げる?」と聞かれて、
「……今月中には。」
なんて答えている限り、その浮気は決して、やめられないだろう。
「今すぐ別れろ!」
と、奥さん逆上である。
タバコも同じである。
本当にタバコをやめるつもりがあるのなら、「本日、ただいま、この一本が生涯で最後」と、いっぺんにスッパリとやめるしかない。そうすれば、私と同じように、もう二度と一生、タバコと関係ない人生を送れる。
繰り返すが、一日でやめられないとしたら、それは「一生やめられない」ということだ。
(3)薬を飲まないと、タバコはやめられない?
私が「自力でタバコをやめた」というと、「薬も飲まずに、よくやめられましたね」と、驚かれることが非常に多かった。
確かに昨年から、「タバコは病気」「病院に行こう」「薬を飲んで治そう」という流れができた。
これは確かにその通りで、ヘタに「意志、気合い、根性」でムダに苦しむよりは、よっぽどいい方法である。タバコを吸うのは「ニコチン中毒」という病気のせいであり、専門の医者や薬に頼るほうが、確かにうまくいく(場合が多い)だろう。
しかし、その認識が行き過ぎてしまって、
「薬さえ飲めば、必ずやめられる」
「しかも、楽に」
「というか、それ以外の方法では滅多にやめられない」
と思い込んでしまった人が、たくさんいるようだ。新聞記者ですら、それが当たり前だと思い込んでいる。
昨年以来の「薬でやめようキャンペーン」が、よほどうまくいった証拠であろう。
そして、いうまでもなく、その「キャンペーン」を主導したのは、薬を開発・販売している「大手製薬会社」であり、そのキャンペーンがこれほど短期間に、国民に浸透するまでには、主要なテレビ、新聞、雑誌などには、目もくらむほど巨額の広告宣伝費が投入されたことだろう。
そしてこれまたいうまでもなく、テレビや新聞や雑誌は、企業の「広告宣伝費」で成り立っている。
だとしたら、広告宣伝費を受け取ったメディアは、その企業の製品、ここでいえば「タバコをやめる薬」のことを、よく書き、褒めあげ、ヨイショするのが「仁義」ではないだろうか?
新聞やテレビで「タバコをやめる」という内容の報道があったら、注意して見てほしい。必ず最後の落ちは、「お医者さんに行って、薬をもらいましょう」となるはずだ。
そして、もしも、仮に、の話だが。
その「製薬会社が作った薬」の安全性に、不安があったとしても。たとえば、副作用が甚大だったとしても。
広告宣伝費をもらってヨイショしてしまったメディアが、その企業を批判することは不可能だし、あり得ないだろう。批判どころか「検証」すらできないはずだ。
これは別に、証拠があっていっていることではない。あくまで私の邪推である。
だが、私がもし製薬会社の重役だったら、報道機関にたっぷりと宣伝費を投下して、自社に都合のいい記事だけを書いてもらうだろう。
そして私がもし、メディアの重役であったら、やっぱり広告宣伝費をもらった会社のことは大いにヨイショし、「不都合な真実」があったとしても、シカトするに決まっている。
そういう流れで「だから、タバコは薬でやめよう」「薬じゃなけりゃ、やめられない」という報道が、短期間に大量に流されれば、国民がそれを信じてしまうのはムリのないことであろう。
しかし私自身、薬どころか、怪しいグッズやらガムやら飴やら、いっさい何一つ使わずに、タバコをやめた。
そして私のブログを読んだ人も同様で、むしろ「薬じゃやめられなかった」というほうが多い。
「薬でタバコをやめる」のは、確かに間違った方法ではない。
だが、「薬じゃなくちゃ、やめられない」という「常識」は、明らかに間違っているのである。
「禁煙」はやめよう
さて、ここまでを注意深く読んでいただいた方なら、お気づきかもしれない。私がこれまで、一度も「禁煙」という言葉を、使わなかったことに。
そう、実は私は、生まれてこのかた「禁煙」なんて、一度もしたことがない。ましてや、他人に「禁煙」をさせよう、勧めようなんて思ったこともないのである。
それどころか私は、「禁煙」という言葉が大っ嫌い。徹底して無視し、否定し、反発しているくらいである。
なぜか?
それは私が、禁煙を扱う「産業」「業界」「利権構造」とは、一線を画したいからだ。
実は、先に挙げた(1)(2)(3)の常識とは、「禁煙界の常識」のことだ。
「禁煙」はつらい。
一日や二日では「禁煙」できない。
薬がないと「禁煙」できない……。
このような「常識」を国民に刷り込むことで、得をするのは誰か?
そう、製薬会社や禁煙関連グッズを売っている「禁煙業者」「禁煙産業」である。
たとえば「電子タバコ」。「ニコチンが入っていない」と売っておいて、実は入っていました、なんて報道があったが、あんなバカな玩具、買う方が悪い。
「子供だまし」ならぬ「喫煙者だまし」の代表だが、こういう詐欺・ペテン・インチキ業者が大手を振ってまかり通っているのが「禁煙業界」なのだ。
「喫煙者(ニコチン・ユーザー)」でいた間は、日本たばこ株式会社(JT)と、そこに天下った財務省官僚に支配され、多額の「寄付金(税金)」をむしり取られる。
ところが、いざ「タバコをやめよう」と思い立ち、「禁煙志願者」になったとたん、今度は厚生労働省、製薬会社、電子タバコ会社、ガムや飴のメーカーなど。
こうした「禁煙屋」にとっては、禁煙志願者というのは格好のメシのタネである。当然、「固定客」にしたいし、長期間の(できれば死ぬまで)「リピーター」でいてほしい。
だから、「禁煙業者」にとっては、禁煙志願者が本当にタバコをやめてしまっては、大いに困るのである。
だから、「禁煙はつらいですよ」「禁煙は難しいですよ」とか親切ごかしにいいながら、よけいなサービスや商品を売りつけようとしているのだ。
ちなみに私は、タバコをやめるに当たって、一銭のゼニもつかっていない。
一方、皆さんはどうだろうか? 電子タバコに類する「模造品」や、ガム、飴、ニコチン医薬品などに、いままでいくら注ぎ込んできただろう?
タバコを吸うのは確かに、お金をドブに捨てるというか、灰皿の上で火をつけるようなムダな行為である。
が、「禁煙関連商品」に金を注ぎ込み、苦しい思いをして、結局タバコをやめられないというのも、それ以上にムダな行為。まるで、金を払って、拷問をしてもらっているようなものではないか。
それでも、お金がうなっているという人は、そのままでかまわない。人が何に金を遣おうと、その人の自由である。
だが、何度も繰り返すが、私はいっさいカネもつかわず、24時間以内でタバコをやめた。その方法「ニコチン・アンインストール(ニコアン)」を参考に、同じようにタダでタバコをやめた人も大勢いる。そして、一部の病院や医療機関でもニコアンは採用されており、例の禁煙薬が品切れしていた間にも、多くの患者にタバコをやめさせてきた。
それが「普通」と思っている私にとっては、インチキな電子タバコ業者などにだまされる「禁煙亡者」を、放っておくのはあまりに忍びない。
24時間ニコアン宣言
そこで2011年は、このブログのタイトルに「24時間でタバコをやめる!」を掲げ、実際にそれを実現させていきたい。
前回の著書「ニコアン・バイブル」を出した時点では、実はちょっぴり遠慮して、「ニコアンでタバコをやめるには、一週間ほど必要」と書いた。
だが本当は、私がそうであり、多くの人がそうであったように、「24時間」あれば十分なのである。24時間あれば、頭、体、そして心から、ニコチンはほぼ完全にアンインストールされる。あとは、3日も一週間も一ヶ月も同じだ。
繰り返す。
ニコアンなら、タバコは24時間あれば、やめられる。
もしも24時間経っても「タバコがやめられない」としたら、それはニコアンではなく、ただの禁煙である。
禁煙産業に、一生貢献するしかないのだ。
一人でも多くの人を「禁煙地獄」から救い出せるよう、今年は努力していきたい。
それでは以後、「では、どうすれば24時間でタバコをやめることができるか」を解説していく。
なるべく単刀直入に、歯に衣を着せず、ズケズケ話をしていくつもりであるが、少しずつ更新していくので、完結までには数ヶ月を要するかもしれない。
もしも更新が待ちきれない場合は、今までに書き溜めた過去の記事や、「ニコアン・バイブル」を読んでいただきたい。これから書く内容と違う点は、その時点ではまだ「24時間でやめられる」とキッパリ言い切っていないだけだ。それでも、メソッドの本質は同じなので、24時間でやめることは十分に可能である。
「タバコは、24時間でやめられる」なんて言い切ったのは、おそらく前代未聞、私が史上初であろう。しかし私はそれが、ハッタリとかインチキだなんて思っていない。なぜなら、本当にタバコは24時間でやめられる。そういうふうに、作られているのだから。
楽しみにしていただきたい。
このブログを読み終えてから24時間後、すでにあなたはタバコがやめられているのである。
([第2回]へ続く)
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2011-01-04 :
24時間でタバコをやめる! :
コメント : 3 :
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24時間でニコアン達成証言
私は実際にニコアンによって24時間でタバコをやめた生き証人です。
24時間でやめるってどういうことかわかりますか?
例えば、丸1日(24時間)タバコを我慢しました。
そこで友人知人に「俺、タバコやめたぜ」って言ってみて下さい。
大抵の反応は「頑張ってね」です。
これっておかしく無いですか?
正しい会話は「俺、タバコやめたぜ」「そう!おめでとう!」のはずです。
つまり世間の人の認識は、
タバコをやめようと思っている人が24時間タバコを吸わなかった=その人がタバコをやめた
ではないんです。
いや、世間の人の認識だけじゃありません。
24時間タバコを我慢できた本人の認識もそうなんです。
つまり本人もこのままやめられると確信できていないんです。
だから24時間タバコを吸わずにいられたからって自分がタバコをやめたと断言できないんです。
しかしニコアンは違います。
世の禁煙本には「禁煙当初はお酒の席は控えましょう」などと書いてありますね。
しかし私はニコアン読了したその足で飲みに行きました。
そして1本も吸いませんでした。
それから今日までの約4ヶ月間、1本も吸っていません。
そう、ニコアンとは24時間以内に「自分はタバコをやめたな」と実感できるんです。
24時間以内に「自分はもうタバコを吸うことはないな」と自他に断言出来ちゃうんです。
ここが「禁煙」と「ニコアン」の最大の違いです。
私の職場でも、昨年10月の値上げ前に買い溜めし、私がやめたのを見て「俺も買い溜めした分がなくなったらやめようと思ってるんですよ」などとホザいていた連中は今や全員挫折しています。
「~になったらやめる」だとか「減煙しつつ~」だとか、まずアリエマセン。
もう「帰納的に証明されている」と言いたいくらい、アリエマセン。
あり得るのは「ニコアンして24時間でタバコをやめる」これです。
私はこれでタバコをやめました。
北風小憎夫氏のニコチン・アンインストール
私は自信をもってお薦め致します。
※男性陣の方へ
ニコアンすると美女を引き寄せるという効能が同時についてきます。
信じるか信じないかはあなた次第です。
24時間でやめるってどういうことかわかりますか?
例えば、丸1日(24時間)タバコを我慢しました。
そこで友人知人に「俺、タバコやめたぜ」って言ってみて下さい。
大抵の反応は「頑張ってね」です。
これっておかしく無いですか?
正しい会話は「俺、タバコやめたぜ」「そう!おめでとう!」のはずです。
つまり世間の人の認識は、
タバコをやめようと思っている人が24時間タバコを吸わなかった=その人がタバコをやめた
ではないんです。
いや、世間の人の認識だけじゃありません。
24時間タバコを我慢できた本人の認識もそうなんです。
つまり本人もこのままやめられると確信できていないんです。
だから24時間タバコを吸わずにいられたからって自分がタバコをやめたと断言できないんです。
しかしニコアンは違います。
世の禁煙本には「禁煙当初はお酒の席は控えましょう」などと書いてありますね。
しかし私はニコアン読了したその足で飲みに行きました。
そして1本も吸いませんでした。
それから今日までの約4ヶ月間、1本も吸っていません。
そう、ニコアンとは24時間以内に「自分はタバコをやめたな」と実感できるんです。
24時間以内に「自分はもうタバコを吸うことはないな」と自他に断言出来ちゃうんです。
ここが「禁煙」と「ニコアン」の最大の違いです。
私の職場でも、昨年10月の値上げ前に買い溜めし、私がやめたのを見て「俺も買い溜めした分がなくなったらやめようと思ってるんですよ」などとホザいていた連中は今や全員挫折しています。
「~になったらやめる」だとか「減煙しつつ~」だとか、まずアリエマセン。
もう「帰納的に証明されている」と言いたいくらい、アリエマセン。
あり得るのは「ニコアンして24時間でタバコをやめる」これです。
私はこれでタバコをやめました。
北風小憎夫氏のニコチン・アンインストール
私は自信をもってお薦め致します。
※男性陣の方へ
ニコアンすると美女を引き寄せるという効能が同時についてきます。
信じるか信じないかはあなた次第です。
Re: 24時間でニコアン達成証言
> ※男性陣の方へ
> ニコアンすると美女を引き寄せるという効能が同時についてきます。
> 信じるか信じないかはあなた次第です。
確かに、そうなんだよ~。
っていうか今後はもう、「ニコチンおたく」は女性にモテないから。
> ニコアンすると美女を引き寄せるという効能が同時についてきます。
> 信じるか信じないかはあなた次第です。
確かに、そうなんだよ~。
っていうか今後はもう、「ニコチンおたく」は女性にモテないから。
お気づきだろうか?
この記事の作者も禁煙産業の搾取側だという事を。
2018-03-03 20:51 :
禁煙ガムで禁煙2年目 URL :
編集
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