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ニコチン・オルガナイザー(1) 筒井康隆

 それにしても、いま思えば。

 何故に私はあそこまで、ムキになり、イジを張るようにして、タバコを吸い続けていたのか。


 喫煙者であった頃は、いろんな人から、「よしな」「やめなよ」と、忠告されました。

 しかし、当然ながら私は、

 「やなこった! 死んでも煙草はやめないぞ!」

 と、胸を張っていましたね。




喫煙理論武装


 私に限らず、喫煙者の多くは、こういいます。


 「オレは、タバコやめてまで、長生きしたくないんだ」

 「タバコやめるヤツは、意志が弱いんだ」

 「これが、オレの生き方だから」



 と、こんな風に、言いませんか?

 こうなると、もはや「意地」とか、「意固地」になっているとか、そういうレベルを超えていますね。

 「理念」

 「生きざま」

 あるいはほとんど、

 「信念」

 「信仰」


 にまで、達しているようです。


 その証拠に、喫煙仲間がタバコをやめた、あるいはやめよう、としているのを察知するや彼らは、

 「この、裏切り者!」

 と、こう来ますよね。


 まるで、「転びバテレン」を見るような目で。

 「タバコ教」から、抜けるというのか!

 そんな感じで攻めてきます。

 いや、私自身が、そういう立場でしたからね。


 私も、タバコ以外のことでもっと、「信念」を持てよ、と思うんですけどね。


 こういう了見でしたから、ハタから「タバコはよしな」などと言われると、当然、反論しました。

 なぜ、自分は、タバコを吸っているか。

 どうして、やめないか。

 その理屈を、相手にぶつけていましたね。


 そのために、しっかりと、「理論武装」していました。

 そして、その理論というか、信念。

 それを、私に教えてくれた、というか

 「オルグ」

 してくれた人、というのが、人生において、何人かいましたね。

 そういう人を、ここでは、「ニコチン・オルガナイザー」と呼び、ご紹介して参りましょう。




我が喫煙の師


 私の場合、確か高校時代に、筒井康隆の、

 
狂気の沙汰も金次第 (新潮文庫)狂気の沙汰も金次第 (新潮文庫)
(1976/10)
筒井 康隆

商品詳細を見る


 というエッセイ集を読んだことで、

 「煙草を吸うのは、間違ったことじゃないんだ!」

 と、理論武装されましたね。


 いま、この本は手元にないので、どんな内容だったかは、しっかり憶えてはいません。

 が、だいたい、見当はつきますよ。

 この本が出たのは、もう今から30数年前ですが、おそらくもう、その頃から、

 「嫌煙運動」

 というのが、始まっており、それに対して筒井康隆が、「ムキになって」怒りをぶちまけたのでしょう。


 しかし、しっかりと憶えているのは、同じ新潮文庫から出ていた

 やつあたり文化論 (新潮文庫 つ 4-9)

 という、こちらもエッセイ集の、表紙イラスト。

 やつあたり

 山藤章二によるこのイラストには、しっかりと「缶ピース」が描かれていますが、

 確か筒井康隆は、この缶ピーを愛好していると、どっちかの本に書いてありました。


 私が大学時代の一時期、同じように缶ピーばっかり吸っていたのも、間違いなく、この影響ですね。




古き良き時代


 もう一冊、これは今、手元にあるので、しっかりと引用できます。

 
笑犬樓よりの眺望笑犬樓よりの眺望
(1996/07)
筒井 康隆

商品詳細を見る

 
 あの伝説の雑誌、「噂の真相」での連載をまとめたもので、初版が1994年。

 もう16年も前なんですね。

 というと私がまだ、20代半ば、「青年」といっていい時期に、読んだのですね。


 そりゃまだ、十分に「オルグ」される年頃ですわなあ。


 同書には、煙草を扱ったエッセイは2本収録されており、

 「喫煙者差別に一言申す」

 「早死にしたくないから煙草はやめない」


 というタイトル。


 さっき読み返してみましたが、イヤーやっぱり痛快で面白く、

 「また煙草吸おうかな」

 と、思わせてしまうほどのパワーがあります。


 こりゃあ、10代、20代で読めば、たちまち「ニコチン教信者」になること、請け合いですね。

 ちょっと引用してみると、


 ・だいたい女性の多くには同情心が欠けていて、「惻隠の情」なんてことも理解できぬ人が多い。煙草を喫わぬからではないかと思う。

 ・みんなが健康に気をつかいはじめたかわりに、みんながいっせいに、健康を犠牲にしてまで物ごとを深く考えようとはしなくなり、だからこそ馬鹿になってきたのである。

 ・煙草を喫わないやつは~~怒るとしつっこく、そしてこれは男も女もだが、必ずど助兵衛である。

 ・たとえ他人に迷惑をかけなくても煙草をやめろというのである。何かのストレスを発散させたいための喫煙者いじめとしか思えない。

 ・もちろんおれは、ストレスが嵩じて早死にしたくはないから煙草はやめない。



 と、こうですからね。

 なんとも過激でメチャクチャな暴論、そして少々、「被害妄想気味」なところも笑っちゃう。

 私が、オルグされても、仕方ないでしょう。


 しかし、冷静になって、よく考えてみると。

 いま現在、どんなに人気のある作家やオピニオン・リーダーであっても、とてもこんな事は、恐くて書けないでしょうね。

 当然、掲載してくれる媒体も、ないでしょう。

 どんなオッソロシイ、クレームがくるか、予想できますものね。


 そう考えると、このエッセイでも触れている、

 「禁煙ファシズム」

 は、もうすでに到来している、といって間違いないでしょうね。


 そして、こういう風に、

 「思ったことを、何でも正直に書ける自由」

 が保証されている、古き良き時代も、もはや帰ってこないでしょう。

 少なくとも、メジャーな媒体上では。


 だからこそ、(今のところ)ユーザーの判断に任され、特になんの規制もない、

 Twitter

 のようなネット上のツールが、爆発的に支持されているのでしょうね。






 他にも、私が「ニコチン・オルグ」された人や作品は、たくさん存在しますが。

 それはまた、おいおいと、お話させていただきます。


 喫煙者の皆さんが、

 「ニコチン・オルグ」

 されたのは、誰ですか?

テーマ : 禁煙・タバコ
ジャンル : ヘルス・ダイエット

tag : タバコ 煙草 禁煙 ファシズム ニコチン

2010-01-10 : その他 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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