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私と煙草(6) 家庭で・家族と・ニコチンと

 (5)より

 さて。

 毎日、タバコ「一日2箱」を、ず~っと律儀に続けてきた私。

 そういう人が「家庭」を持つと、いったいどうなるのでしょうか?





 今の女房は、タバコは吸いません。

 むしろ大変に、嫌っております。

 煙が顔にくると、物凄く嫌な顔をして、

 「ゴホン。ウウーン! ゴホーンゴホーン!

 と、思いっきり大げさに咳き込み、顔をにらみつけるという、喫煙者にとっては天敵なタイプです。


 そんな女房ですが、結婚前までは、私が部屋の中や車の中でタバコを吸っても、特に文句は言わなかった。

 それどころか、私がタバコに火をつけると、「すっ」と、灰皿が出てくるような、そんなサービスもしてくれたような。


 彼女と、「結婚」という話になったときも、

 「僕は、絶対に、一生、君を幸せにするから」

 などという台詞は吐かず、

 「僕は、絶対に、一生、煙草はやめないから

 とまで、きっちりと宣言し、了解を得ていたはずなのですが。


 ところが、いざ結婚式が終わり、同居するようになると、どんどんと情勢が変わってきました。

 まず、お腹に子どもができた時点で、もう

 「近くでは吸わないで」

 まあ、それは、いかに私がエントツ野郎とはいえ、さすがに理解・譲歩できます。

 アパートの台所の、換気扇の下で吸いましたよ。

 もちろん、「やめる」という気は、さらさらありませんでした。


 そして、上の子が生まれそう、というとき、やっぱり一応は産院に行ったのですが、別に男はヒマじゃないですか。

 そこで、産院のベランダに出て、しゃがんでタバコを吸っていたら、婦長さんに見つかって大目玉を食らいましたねえ。

 今となっては、反省ですけどね。


 女房も、この件については、よっぽど恥ずかしかったらしく、後々までネチネチと厭味を言われました。

 でも、タバコはやめない、と宣言した人と結婚したんだから、そのくらいは覚悟してもらわないとねえ。






 やがて一人目の子どもが生まれ、アパートに帰ってきますと、次第に「換気扇タバコ」すら、危ぶまれてきました。

 「目の前で吸っちゃダメ」

 「同じ部屋で吸っちゃダメ」

 という条件だったはずが、

 「いないときでも吸っちゃダメ」

 「家の中では吸っちゃダメ」


 へと、徐々に私の権利が、削られてきました。


 結局、世で言うところの、「ホタル族」に、なるわけですよ。

 結婚前は、そんなはずじゃなかったのに。


 「そんな理不尽は、ねえだろう?」

 というのが、正直な、私の言い分でした。


 だって君たち。

 いったい、誰のおかげで、路頭にも迷わず、あったかい布団で寝られて、おいしいご飯が食べられているわけ?

 このボクが、一生懸命、働いているからでしょう?

 その、主人が、

 「ちょっとタバコを吸うだけ」

 の要求も、認めてもらえないワケ?

 それはどう考えても、おかしいでしょうヨ!


 と、思い切り本気で、そう思っていましたね。


 とはいえ、もちろん心の中では、乳児・幼児の前でタバコを吸ったり、放置したりはいけないと、わかってますよ。

 わかってますけど、

 「デモ、チョットクライハ、イイジャナイ~!」

 その「ちょっと」が、認めてもらえないわけですからね。


 だから当然、女房とは、ケンカになりました。

 なにしろ、喫煙者というのは、タバコを吸いたいときに吸えないと、とたんに不機嫌・イライラ化しますからね。

 ちょっとした一言が、気に障り、大声を上げることも多々ありました。


 そして、そういうケンカを繰り返すうちに、だんだんとマヒしてきました。

 あきらめの境地です。

 私は女房に、今度はこのように、はっきりと宣言しました。


 「僕は君の近くにいる限り、タバコが吸えない。

  タバコが吸えないと、イライラする。

  したがって、僕は君がいる限り、イライラする。

  イライラしたまま生きていく



 そして、もう、ケンカもしない。

 その代わり、お互い、干渉もしないようにしようね。


 ……たかがタバコが、「家族の不仲」の、大きな原因のひとつになっていました。






 こうして。

 かつて教会で、神の前で、「永遠の愛」を誓ったはずの妻とは、口もきかない関係に。

 しかし一方では、大学時代から「愛し続けて」きたタバコを、口から離せない日々。


 それでも、タバコはやめられなかったし、また、やめる気もサラサラありませんでした。

 時と場合によれば、はっきり言って、

 「家族よりも、タバコが大事」

 そう思っていました。


 だって、タバコは、私が好きで吸っているのに。

 家族は、勝手に、私の家に住んでるわけだし。

 だってタバコは、私のストレスを解消してくれるのに。

 そのストレスを与えるのは、女房や子どもたちだし。


 恐ろしいことに、

 「こいつらさえいなければ、思う存分タバコが吸えるのに……」

 そう、つぶやいた夜もありました。






 ……と、こう書いていて。

 やめた今となっては、よくわかります。

 私、「狂って」ましたね、これ。


 なにしろ、よく考えてみれば。

 私は、上の子が小学校に入るころに、おかげさまで家を建てたのですが。

 その、家を建てる場所を探すときの。

 私の、たった一つの、「必須条件」。


 小学校に近いとか。

 病院が近いとか。

 騒音が少ないとか。


 そういうことは一切、気にせず、たった一つ。


 「歩いていける距離に、煙草が売っていること。」

 私が、妻に出した条件は、これだけでした。


 そして実際、いま、私の家から歩いて一分のところには、煙草の自動販売機があります。

 「家」という一生モノの決断をするときでさえ、「タバコ」が私の、第一優先だったのです。


 まあ、幸いにして、今の家については、特に不満もないのですが。

 それにしても、いま考えると、ゾッとしますね。


 たかが、タバコ。

 たかだか、ニコチン。

 それが、一人の人間、ひとつの家族を、制限するのです。



 そのことに、遅ればせながら、気づいただけでも。


 ……タバコ、やめるだけの価値はあったなあと、思いました。






 ちなみに、そんな私がタバコをやめて、はや2ヶ月ですが。

 なかなか、家族の仲は、復旧できていません。


 (7)へ続く

テーマ : 禁煙・タバコ
ジャンル : ヘルス・ダイエット

tag : タバコ 煙草

2010-01-06 : ニコチン・アンインストール・マニュアル 【第一章】 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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