【増補版】やめない理由(24) 「食後の一服」【その一】
はい、皆様のお引き立てをいただきまして。
当ブログ「ニコチン・アンインストール・マニュアル」なかなか、ご好評をいただいております。
何といっても、「読むだけでタバコがやめられる」ってのが、売りですからね。
今でもほぼ、毎日のように、
「おかげでタバコがやめられたよ!」
「ニコチン・アンインストールができたよ!」
というお声をいただき、管理人冥利に尽きるというものですね。
さて、しかし。
そうなりますと、今度は逆に。
読者の方から、ご相談をいただくことも増えてきます。
最近、特に多いのは、特に女性から。
「私は、『食後の一服』だけは、どうしてもやめられません」
「吸いたくて仕方がない。どうしたらいいの?」
……なるほど。
確かに、そうですねえ、「食後の一服」。
私自身も、「ニコチン・ヘビーユーザー」の時代は、
「ふーっ。こりゃ、やめらんねえな~♪」
と、喜んで吸っておりました。
ただし。
私自身は、それほど、食事の味とか内容に、こだわるタイプではなかったですね。
むしろ、食事のときには、私は「本」が、手放せない。
いわゆる「活字中毒」のほうですね。
だから、メシなんかは、別にうまくても、まずくても、どうでもいい方です。
そういうタイプなんで、自分自身がタバコをスパッとやめたときも、「食後の一服」がなくなる淋しさは、あまり感じませんでした。
どっちかというと、やっぱり、「仕事」とか「運転」「考え事」のときの方こそ、ニコチンが必要でしたからね。
ですから、【第二章 やめない理由】では、ありとあらゆる、
「タバコをやめられない理由」
を書いたつもりでおりましたが、その中から、
「私は、食後の一服だけはやめられない。だから、タバコはやめない!」
という、特に女性に多いタイプの視点が、抜け落ちていましたね。
反省しました。
では、今回、それについて、書きましょう。
もし将来、この「ニコチン・アンインストール・マニュアル」が出版されるようなことになったら、そのときはちゃんと直しますからね。
さて、そして。
いま、これを読んでいただいている、
「ニコチン・ガールズ」
あるいは「レディース」「ウィメンズ」「おばはんズ」、なんでもいいですが。
逆に言えば、このあとの。
「食後の一服 撃退法」
さえ、読んでいただければ。
もう、明日からでも、タバコがやめられるかも、しれませんよ~。
実際、このブログを読んで、2~3日でタバコすっぱりやめてるの、何人もいますからね。
さあ、しかし、それにしても。
私は男なんですが、女性をよくよく観ておりますと。
彼女たちは本当に、
「食べること」
に、生き甲斐を感じているんですねえ。
女性の一日の中で、
「嬉しい」「楽しい」「幸せ」
と言えるのは、まず一番に、
「美味しいものを食べてるとき!」
が、上がるのではないでしょうか。
逆に言うと、ウチの愚妻など見ていると、空腹時は明らかに凶暴になってますからね。
獰猛な野犬と暮らしているみたいで、おちおち声もかけられない雰囲気です。
会社の事務の女の子なんかも、やっぱり昼飯前、晩飯前になると、表情が強ばって、素直に言うことを聞いてくれなくなります。
やっぱり、明らかに、
「腹が減ると、機嫌が悪くなる」
というか、エネルギーが低下するみたいですね。
ですから一転、彼女たちが何かを食べているときは、もう「幸せ!」みたいな感じになります。
そして、食後はそれこそ、
「エクスタシー」
みたいに満足して、ゆったりとリラックスしますね。
あれ、たぶん「脳内」の、
「美味しいスイッチ」
「満腹スイッチ」
「幸せスイッチ」
が、次々に押されて、脳も体も喜んでいるのでしょうね。
さて、ところで、このタイミングで。
おもむろに、
「食後の一服」
を、始める女性が、結構いるんですよね。
おたくの会社の事務さんも、男性社員の前じゃあ吸わないけど、結構、吸ってるはずですよ。
私が以前、PTA役員をやったときも。
歓送迎会でカラオケボックスに入ったんですが、お開きになって学校の先生方が、いなくなった途端。
私以外は、すべてママさん役員なんですが。
10人ほどいた全員が一斉に、
「……パフューム……」
と、タバコの煙を吸い込み、吐き出しましたからねえ。
あれにはビックリしました。
が、このように。
女性にとって、一番の「幸せ」である、食事のそのあと。
そこに、「タバコを一服」は、もはや。
「デザート」
みたいに、セット、コース、になってるんですよ。
一連の「幸せフルコース」のシメに、タバコが組み込まれてるんです。
さあ、じゃあ、そこから。
いきなり、
「タバコはやめなさい」
と、取り上げる。
これは確かに、残酷ですね。
せっかくの食事の楽しみを、半分、むしり取るようなものですからね。
そんなの、ガマンできるわけ、ないでしょう。
だいたい、私は、常々こう言ってるんです。
人間ってのは、
「ガマン」
が、できねえ動物だと。
だから、タバコも、
「ガマンでやめる」
のは、できない相談なんですよ。
それはちょうど、
「コーラの1リットル一気飲みして、ゲップをガマンしろ」
というようなもの。
「いや、それは、ムリぶへえええ~~~。」
となりますね。
ガマンは、ムリです。
だったら、初めから、コーラを飲まなければいい。
タバコも同様に、
「ガマンじゃなくて、やめれば」
いいんです。
さて、じゃあ女性の皆さんね。
「私はガマンが大好き」
というひと以外は、この続きに、進んでください。
タバコを「やめる」方法を、教えますからね。
さて、ちょっと話を変えまして。
この「食後の一服」それと、まあ、「食前の一服」ですね。
たぶん今後は、「外食」する場合、これがどんどん、できなくなってきますよねえ。
「とにかく、他人がいるところでは、禁煙!」
という法律が、おそらく数年以内には、できるでしょうね。
レストランでも、ラーメン屋でも、ついには居酒屋でも、タバコは吸えなくなります。
難しいことはさておき、そういう、「時代の流れ」は、感じるでしょ。
で、マスコミですけどね。
そういう状況を報道するときは、必ず、
「愛煙家が、かわいそう」
というスタンスです。
なぜかというと、まず「JTがスポンサー」ですよね。
それから、マスコミの「お偉いさん」の中にはまだまだ、
「ワシも愛煙家じゃが」
が、多く残存してますから。
彼らがいなくなるまでは、そういう「感情的」な報道は、多く見られると思います。
ところが。
どっこい。
こういう、「どこでも禁煙」という風潮を、
「大歓迎!」
している人たちも、いるわけですよ。
そう。
タバコを吸えない人たち
ですね。
「レストランで禁煙?
もう、そんなの、当たり前を通り越してらあ。
金を払ってメシを食うのはいいけど、
何で他人の『ケムリ』まで、吸わなきゃいけないの?」
と、いう人。
いっぱい
います。
いや~、何しろ、この私もですよ。
つい半年前までは、ニコチン・ヘビーユーザーで。
どこだろうと、お構いなしにタバコ吸ってたオッサンが。
やめて一ヶ月もしないうちに、
「人がメシ食ってる横でタバコ吸うの、
やめてちょんまげ」
こんな図々しいことを、ズケズケ抜かすようになるんですから!
だったらね。
それこそ、生まれてから一度も、タバコなんてくわえたこともないような、
「ニコチン童貞」
「ニコチン・ヴァージン」
の方々。
もちろんその中には、
「体質的!」
に、タバコを受け付けない、という人も含まれます。
さあ、まず、そういう人から見て。
「食後のタバコが吸えない?
そんな店にはイカの金玉!」
と言ってる人たち(男女とも)が、いったい、どういう風に見えているのか。
それをまず、再現してみましょう。
今はまだ、「完全禁煙」の外食店なんて、そんなに数がないでしょうね。
ほとんどは「分煙」でやってます。
……ということになってますが、その多くは、
「なんちゃって分煙」
ですよね。
「喫煙席」「禁煙席」に別れてはいても、結局、壁も仕切りもないわけですから。
タバコの煙は店中に、どこにいたって流れてきますよね。
で、今は、まだ。
ましてや、未だに「自民」が強いような保守的な地域、つまり田舎では。
飲食店で、
「禁煙席に座りたい」
なんていう人は、まだまだ、
「理不尽な要求をする、困ったちゃん」
と、見なされています。
ひどいときには、
「アーユー、レッド?」
と言われるような雰囲気すらありますね。
ですから、未だに多くの店では、仮に禁煙席に座ったとしても。
「喫煙席」は、ほとんどすぐ隣、という現実があるわけですね。
さて今日も。
ドヤドヤと、喫煙席に、数人のお客が座りました。
誰もが「ニコチン・ヘビーユーザー」ですね。
彼らは、席につくなり、お店の人に、
「灰皿ちょうだい! 人数分」
と、要求します。
もう、水よりも、おしぼりよりも、ましてや料理のオーダーよりも、すべてにおいて「タバコ」が優先です。
なぜなら。
彼らにとっては、「料理」「食事」なんてものは。
「食後のタバコを引き立てるための、オードブル」
程度のものに、過ぎないのですから。
で、灰皿が来るのも待ちきれずに、次々にタバコに火をつけます。
あ~あ~。
その様子は、まるで。
お菓子を買ってもらって、お店を出るまで待ちきれない子ども
のごとし。
みっともないごとし。
そして、気もそぞろに、料理の注文。
で、料理が来るまでの「間」これが、もたない。
また一本、二本と、タバコに火をつけ、吸っちゃあまた消す。
大人しく、待ってることができない。
その様子は、まるで。
「ごーはーん、まだ? ごーはーん! チャンカチャンカ、チャンカチャンカ」
と、お茶碗を叩いて騒ぐ子どものごとし。
見てられないごとし。
さあ、そして。
なんとか料理が来て、さすがに食ってる間は大人しい。
しかし、早食いの奴などは、料理の最後の一口を、飲み込み終えた、その瞬間には。
もう、
「さーて、タバコ吸いてえ」
と、なりますね。
わずか、3秒後には。
このときの、喫煙者の心理としては。
なんか、こう、
「口の中の味を、タバコでスッキリさせたい」
そんな気がするんですよね。
しかも、一刻も早く。
でも、まだ、他の人は、食事を続けている。
ここで「待てる」のは、ニコチン・ヘビーユーザーの中でもだいぶ、
「ガマン強い」
ほうですね。
たいがいは、まだ人が食ってようが何だろうが、お構いなし。
さっさと自分のタバコに火をつけ、
「……パフューム……」
と、幸せそうな顔で、ケムリを吐き出しますよ。
しかし、これを。
タバコを吸わない人から見たら。
食い終わるなり、店中に響くような、でっか~い声で、
「ああ~~~っ、食ったあ、食ったあ!
うまかったあああ~~!
ハラがいっぺえ、げぇぇぇっぷ~~~………。
ブッ、あ、屁も出ちゃった」
と、盛大にゲップをぶちかますオヤジ。
そんな風に、見えます。
たとえどんな、イケメンにいちゃんであっても。
タバコをくわえたまま、左右の人と喋っている様子は、
「シーハー、シーハー!
爪楊枝、シーハーハー!」
とやってる、下品なオッサンに見えるのです。
たとえどんな、ハクいスケであっても。
以上が、
「ニコチン童貞」
「ニコチン・ヴァージン」
から見た、
「ニコチン・ヘビーユーザー」
の、生態です。
ほとんど、サルですね。
今の私からは、こんな風に見えます。
そして。
半年前の私自身が、この通りだったんですよ。
さて。
ところで、以上を読んで。
タバコを吸わない人なら、
「もう、その通りだ!」
「いやいや、こんなもんじゃねえ!」
と、大喝采でしょう。
そして。
すでに、「ニコチン・アンインストール」を済ませた人なら。
「えへへ~……。お恥ずかしい」
と、照れ笑いでしょうね。
さて?
では現在。
「食後のタバコだけは、やめらんない」
と言ってる、あなた。
特に女性の、貴女。
レディー。
こんな風に、見られてるんですが……。
と言われても、
「フン! 大きなお世話」
に、なるでしょう。
なるんですよ。
まだまだ、こんなもんじゃあ、
「食事とタバコのセットメニュー、
シェフの気まぐれニコチンランチ」
の、黄金セットは崩せません。
じゃあ、ここで、選手交代。
今度は、こちらは、
「お医者さん」
を出しますから。
つまり、「食後のタバコ」が、なぜ美味くて、なぜやめられないか。
ちょっぴり、
「医学的」
に、説明してみます。
(25)に続く
当ブログ「ニコチン・アンインストール・マニュアル」なかなか、ご好評をいただいております。
何といっても、「読むだけでタバコがやめられる」ってのが、売りですからね。
今でもほぼ、毎日のように、
「おかげでタバコがやめられたよ!」
「ニコチン・アンインストールができたよ!」
というお声をいただき、管理人冥利に尽きるというものですね。
さて、しかし。
そうなりますと、今度は逆に。
読者の方から、ご相談をいただくことも増えてきます。
最近、特に多いのは、特に女性から。
「私は、『食後の一服』だけは、どうしてもやめられません」
「吸いたくて仕方がない。どうしたらいいの?」
……なるほど。
確かに、そうですねえ、「食後の一服」。
私自身も、「ニコチン・ヘビーユーザー」の時代は、
「ふーっ。こりゃ、やめらんねえな~♪」
と、喜んで吸っておりました。
ただし。
私自身は、それほど、食事の味とか内容に、こだわるタイプではなかったですね。
むしろ、食事のときには、私は「本」が、手放せない。
いわゆる「活字中毒」のほうですね。
だから、メシなんかは、別にうまくても、まずくても、どうでもいい方です。
そういうタイプなんで、自分自身がタバコをスパッとやめたときも、「食後の一服」がなくなる淋しさは、あまり感じませんでした。
どっちかというと、やっぱり、「仕事」とか「運転」「考え事」のときの方こそ、ニコチンが必要でしたからね。
ですから、【第二章 やめない理由】では、ありとあらゆる、
「タバコをやめられない理由」
を書いたつもりでおりましたが、その中から、
「私は、食後の一服だけはやめられない。だから、タバコはやめない!」
という、特に女性に多いタイプの視点が、抜け落ちていましたね。
反省しました。
では、今回、それについて、書きましょう。
もし将来、この「ニコチン・アンインストール・マニュアル」が出版されるようなことになったら、そのときはちゃんと直しますからね。
さて、そして。
いま、これを読んでいただいている、
「ニコチン・ガールズ」
あるいは「レディース」「ウィメンズ」「おばはんズ」、なんでもいいですが。
逆に言えば、このあとの。
「食後の一服 撃退法」
さえ、読んでいただければ。
もう、明日からでも、タバコがやめられるかも、しれませんよ~。
実際、このブログを読んで、2~3日でタバコすっぱりやめてるの、何人もいますからね。
さあ、しかし、それにしても。
私は男なんですが、女性をよくよく観ておりますと。
彼女たちは本当に、
「食べること」
に、生き甲斐を感じているんですねえ。
女性の一日の中で、
「嬉しい」「楽しい」「幸せ」
と言えるのは、まず一番に、
「美味しいものを食べてるとき!」
が、上がるのではないでしょうか。
逆に言うと、ウチの愚妻など見ていると、空腹時は明らかに凶暴になってますからね。
獰猛な野犬と暮らしているみたいで、おちおち声もかけられない雰囲気です。
会社の事務の女の子なんかも、やっぱり昼飯前、晩飯前になると、表情が強ばって、素直に言うことを聞いてくれなくなります。
やっぱり、明らかに、
「腹が減ると、機嫌が悪くなる」
というか、エネルギーが低下するみたいですね。
ですから一転、彼女たちが何かを食べているときは、もう「幸せ!」みたいな感じになります。
そして、食後はそれこそ、
「エクスタシー」
みたいに満足して、ゆったりとリラックスしますね。
あれ、たぶん「脳内」の、
「美味しいスイッチ」
「満腹スイッチ」
「幸せスイッチ」
が、次々に押されて、脳も体も喜んでいるのでしょうね。
さて、ところで、このタイミングで。
おもむろに、
「食後の一服」
を、始める女性が、結構いるんですよね。
おたくの会社の事務さんも、男性社員の前じゃあ吸わないけど、結構、吸ってるはずですよ。
私が以前、PTA役員をやったときも。
歓送迎会でカラオケボックスに入ったんですが、お開きになって学校の先生方が、いなくなった途端。
私以外は、すべてママさん役員なんですが。
10人ほどいた全員が一斉に、
「……パフューム……」
と、タバコの煙を吸い込み、吐き出しましたからねえ。
あれにはビックリしました。
が、このように。
女性にとって、一番の「幸せ」である、食事のそのあと。
そこに、「タバコを一服」は、もはや。
「デザート」
みたいに、セット、コース、になってるんですよ。
一連の「幸せフルコース」のシメに、タバコが組み込まれてるんです。
さあ、じゃあ、そこから。
いきなり、
「タバコはやめなさい」
と、取り上げる。
これは確かに、残酷ですね。
せっかくの食事の楽しみを、半分、むしり取るようなものですからね。
そんなの、ガマンできるわけ、ないでしょう。
だいたい、私は、常々こう言ってるんです。
人間ってのは、
「ガマン」
が、できねえ動物だと。
だから、タバコも、
「ガマンでやめる」
のは、できない相談なんですよ。
それはちょうど、
「コーラの1リットル一気飲みして、ゲップをガマンしろ」
というようなもの。
「いや、それは、ムリぶへえええ~~~。」
となりますね。
ガマンは、ムリです。
だったら、初めから、コーラを飲まなければいい。
タバコも同様に、
「ガマンじゃなくて、やめれば」
いいんです。
さて、じゃあ女性の皆さんね。
「私はガマンが大好き」
というひと以外は、この続きに、進んでください。
タバコを「やめる」方法を、教えますからね。
さて、ちょっと話を変えまして。
この「食後の一服」それと、まあ、「食前の一服」ですね。
たぶん今後は、「外食」する場合、これがどんどん、できなくなってきますよねえ。
「とにかく、他人がいるところでは、禁煙!」
という法律が、おそらく数年以内には、できるでしょうね。
レストランでも、ラーメン屋でも、ついには居酒屋でも、タバコは吸えなくなります。
難しいことはさておき、そういう、「時代の流れ」は、感じるでしょ。
で、マスコミですけどね。
そういう状況を報道するときは、必ず、
「愛煙家が、かわいそう」
というスタンスです。
なぜかというと、まず「JTがスポンサー」ですよね。
それから、マスコミの「お偉いさん」の中にはまだまだ、
「ワシも愛煙家じゃが」
が、多く残存してますから。
彼らがいなくなるまでは、そういう「感情的」な報道は、多く見られると思います。
ところが。
どっこい。
こういう、「どこでも禁煙」という風潮を、
「大歓迎!」
している人たちも、いるわけですよ。
そう。
タバコを吸えない人たち
ですね。
「レストランで禁煙?
もう、そんなの、当たり前を通り越してらあ。
金を払ってメシを食うのはいいけど、
何で他人の『ケムリ』まで、吸わなきゃいけないの?」
と、いう人。
いっぱい
います。
いや~、何しろ、この私もですよ。
つい半年前までは、ニコチン・ヘビーユーザーで。
どこだろうと、お構いなしにタバコ吸ってたオッサンが。
やめて一ヶ月もしないうちに、
「人がメシ食ってる横でタバコ吸うの、
やめてちょんまげ」
こんな図々しいことを、ズケズケ抜かすようになるんですから!
だったらね。
それこそ、生まれてから一度も、タバコなんてくわえたこともないような、
「ニコチン童貞」
「ニコチン・ヴァージン」
の方々。
もちろんその中には、
「体質的!」
に、タバコを受け付けない、という人も含まれます。
さあ、まず、そういう人から見て。
「食後のタバコが吸えない?
そんな店にはイカの金玉!」
と言ってる人たち(男女とも)が、いったい、どういう風に見えているのか。
それをまず、再現してみましょう。
今はまだ、「完全禁煙」の外食店なんて、そんなに数がないでしょうね。
ほとんどは「分煙」でやってます。
……ということになってますが、その多くは、
「なんちゃって分煙」
ですよね。
「喫煙席」「禁煙席」に別れてはいても、結局、壁も仕切りもないわけですから。
タバコの煙は店中に、どこにいたって流れてきますよね。
で、今は、まだ。
ましてや、未だに「自民」が強いような保守的な地域、つまり田舎では。
飲食店で、
「禁煙席に座りたい」
なんていう人は、まだまだ、
「理不尽な要求をする、困ったちゃん」
と、見なされています。
ひどいときには、
「アーユー、レッド?」
と言われるような雰囲気すらありますね。
ですから、未だに多くの店では、仮に禁煙席に座ったとしても。
「喫煙席」は、ほとんどすぐ隣、という現実があるわけですね。
さて今日も。
ドヤドヤと、喫煙席に、数人のお客が座りました。
誰もが「ニコチン・ヘビーユーザー」ですね。
彼らは、席につくなり、お店の人に、
「灰皿ちょうだい! 人数分」
と、要求します。
もう、水よりも、おしぼりよりも、ましてや料理のオーダーよりも、すべてにおいて「タバコ」が優先です。
なぜなら。
彼らにとっては、「料理」「食事」なんてものは。
「食後のタバコを引き立てるための、オードブル」
程度のものに、過ぎないのですから。
で、灰皿が来るのも待ちきれずに、次々にタバコに火をつけます。
あ~あ~。
その様子は、まるで。
お菓子を買ってもらって、お店を出るまで待ちきれない子ども
のごとし。
みっともないごとし。
そして、気もそぞろに、料理の注文。
で、料理が来るまでの「間」これが、もたない。
また一本、二本と、タバコに火をつけ、吸っちゃあまた消す。
大人しく、待ってることができない。
その様子は、まるで。
「ごーはーん、まだ? ごーはーん! チャンカチャンカ、チャンカチャンカ」
と、お茶碗を叩いて騒ぐ子どものごとし。
見てられないごとし。
さあ、そして。
なんとか料理が来て、さすがに食ってる間は大人しい。
しかし、早食いの奴などは、料理の最後の一口を、飲み込み終えた、その瞬間には。
もう、
「さーて、タバコ吸いてえ」
と、なりますね。
わずか、3秒後には。
このときの、喫煙者の心理としては。
なんか、こう、
「口の中の味を、タバコでスッキリさせたい」
そんな気がするんですよね。
しかも、一刻も早く。
でも、まだ、他の人は、食事を続けている。
ここで「待てる」のは、ニコチン・ヘビーユーザーの中でもだいぶ、
「ガマン強い」
ほうですね。
たいがいは、まだ人が食ってようが何だろうが、お構いなし。
さっさと自分のタバコに火をつけ、
「……パフューム……」
と、幸せそうな顔で、ケムリを吐き出しますよ。
しかし、これを。
タバコを吸わない人から見たら。
食い終わるなり、店中に響くような、でっか~い声で、
「ああ~~~っ、食ったあ、食ったあ!
うまかったあああ~~!
ハラがいっぺえ、げぇぇぇっぷ~~~………。
ブッ、あ、屁も出ちゃった」
と、盛大にゲップをぶちかますオヤジ。
そんな風に、見えます。
たとえどんな、イケメンにいちゃんであっても。
タバコをくわえたまま、左右の人と喋っている様子は、
「シーハー、シーハー!
爪楊枝、シーハーハー!」
とやってる、下品なオッサンに見えるのです。
たとえどんな、ハクいスケであっても。
以上が、
「ニコチン童貞」
「ニコチン・ヴァージン」
から見た、
「ニコチン・ヘビーユーザー」
の、生態です。
ほとんど、サルですね。
今の私からは、こんな風に見えます。
そして。
半年前の私自身が、この通りだったんですよ。
さて。
ところで、以上を読んで。
タバコを吸わない人なら、
「もう、その通りだ!」
「いやいや、こんなもんじゃねえ!」
と、大喝采でしょう。
そして。
すでに、「ニコチン・アンインストール」を済ませた人なら。
「えへへ~……。お恥ずかしい」
と、照れ笑いでしょうね。
さて?
では現在。
「食後のタバコだけは、やめらんない」
と言ってる、あなた。
特に女性の、貴女。
レディー。
こんな風に、見られてるんですが……。
と言われても、
「フン! 大きなお世話」
に、なるでしょう。
なるんですよ。
まだまだ、こんなもんじゃあ、
「食事とタバコのセットメニュー、
シェフの気まぐれニコチンランチ」
の、黄金セットは崩せません。
じゃあ、ここで、選手交代。
今度は、こちらは、
「お医者さん」
を出しますから。
つまり、「食後のタバコ」が、なぜ美味くて、なぜやめられないか。
ちょっぴり、
「医学的」
に、説明してみます。
(25)に続く
- 関連記事
-
- 【増補版】やめない理由(25) 「食後の一服」【その二】
- 【増補版】やめない理由(24) 「食後の一服」【その一】
- やめない理由(23) 第二章のまとめ
2010-04-13 :
ニコチン・アンインストール・マニュアル 【第二章】 :
コメント : 4 :
コメントの投稿
「お医者さん」って…
やっぱり、元喫煙者、現在非喫煙者の方の言葉は、双方の立場が分かっているだけあって、説得力がありますよね。
ところで、「お医者さん」って…?
ところで、「お医者さん」って…?
No title
面白い~!本当にその通り!
お医者さんは竹庵センセ?(笑)
続き待ってます☆
お医者さんは竹庵センセ?(笑)
続き待ってます☆
2010-04-13 14:05 :
うさこ@(有)てらたく URL :
編集
Re: 「お医者さん」って…
> やっぱり、元喫煙者、現在非喫煙者の方の言葉は、双方の立場が分かっているだけあって、説得力がありますよね。
> ところで、「お医者さん」って…?
あっしのほうで、インチキな医学知識をヒケラかす予定。
それとも、どっかのモテモテ医者に頼むか?
> ところで、「お医者さん」って…?
あっしのほうで、インチキな医学知識をヒケラかす予定。
それとも、どっかのモテモテ医者に頼むか?
2010-04-13 17:18 :
北風小憎夫 URL :
編集
Re: No title
> 面白い~!本当にその通り!
> お医者さんは竹庵センセ?(笑)
> 続き待ってます☆
竹庵センセには、間違ってたらツッコミ入れてもらお。
> お医者さんは竹庵センセ?(笑)
> 続き待ってます☆
竹庵センセには、間違ってたらツッコミ入れてもらお。
2010-04-13 17:18 :
北風小憎夫 URL :
編集
最新記事
Facebookページ
最新コメント
- 禁煙ガムで禁煙2年目:[第1回] 前代未聞! 【24時間 ニコアン宣言】 (03/03)
- kazue777:やめるとこうなる!(4) メタボ・アンインストール・マニュアル【動画あり】 (08/25)
- 加藤:[第4回] 意志が弱くてやめられない! その2 (07/20)
- 六本木タツヤ(ニコアン・カウンセラー):やめるとこうなる!(1) 人生は素晴らしい! (08/23)
- grico:やめるとこうなる!(1) 人生は素晴らしい! (08/23)
- 禁煙20日目:[第6回] タバコは自由と反・権力? (03/23)
- ファン:はじめにお読みください (03/21)
- 六本木タツヤ(ニコアン・カウンセラー):やめるとこうなる!(1) 人生は素晴らしい! (11/04)
- shidaijun:やめるとこうなる!(1) 人生は素晴らしい! (11/04)
- 六本木タツヤ(ニコアン・カウンセラー):やめるとこうなる!(1) 人生は素晴らしい! (10/09)
カテゴリ
FC2カウンター
月別アーカイブ
- 2030/01 (1)
- 2018/06 (11)
- 2015/12 (1)
- 2014/06 (1)
- 2014/01 (1)
- 2013/12 (1)
- 2013/08 (1)
- 2013/07 (5)
- 2013/06 (15)
- 2013/05 (11)
- 2013/03 (2)
- 2013/02 (1)
- 2013/01 (7)
- 2012/12 (5)
- 2012/11 (2)
- 2012/10 (1)
- 2012/09 (1)
- 2012/08 (2)
- 2012/07 (5)
- 2012/03 (1)
- 2012/01 (5)
- 2011/12 (3)
- 2011/11 (5)
- 2011/05 (1)
- 2011/03 (7)
- 2011/02 (34)
- 2011/01 (34)
- 2010/12 (32)
- 2010/11 (40)
- 2010/10 (56)
- 2010/09 (54)
- 2010/08 (69)
- 2010/07 (82)
- 2010/06 (117)
- 2010/05 (85)
- 2010/04 (72)
- 2010/03 (52)
- 2010/02 (51)
- 2010/01 (33)
- 2009/12 (23)